近年、特殊詐欺の被害は深刻化しており、2025年には認知件数・被害額ともに過去最悪を記録しました。

今回の発表
これにより、通話内容をリアルタイムで解析し、詐欺の兆候を素早く検出します。
クラウドAIでは音声データを外部サーバーへ送信する必要がありますが、このソリューションではAI処理が端末内で完結します。
AI処理をエッジ側で行うため、音声解析をクラウドで実行する場合と比べて、サーバー利用料やクラウド運用コストを削減できます。
ホームゲートウェイと固定電話の組み合わせを想定した検証により、会話の文脈をEdge AIでリアルタイムに解析する詐欺検知技術の実現可能性が示されました。
そこまでの説明
従来の電話番号情報を用いる対策を補完し、受電後の会話内容から詐欺の兆候を捉える新たな対策への応用が期待されます。
マクニカとElithは、今回のPoCで得られた知見をもとに、評価シナリオの拡充やAIモデルの性能向上に取り組んでいくとのことです。
また、通信事業者や通信機器メーカーと連携し、実際の利用環境を想定した検証を進めていきます。
ホームゲートウェイをはじめとする通信機器への実装可能性や運用面での課題についても検討を進め、特殊詐欺対策への活用を通じて、より安心・安全な通信環境の実現を目指しています。
この技術が実用化されれば、私たちの日常がさらに安全なものになるでしょう。
警察庁「令和7年における特殊詐欺及びSNS型投資・ロマンス詐欺の認知・検挙状況等について(確定値)」。
配信元:Letter Release(2026年9月16日掲載)。数値・日時・条件は元の発表を編集部が組み替えたものです。