フジパングループ本社株式会社(愛知県名古屋市、以下フジパン)は、2026年10月20日(火)、第68次南極地域観測隊に向けて冷凍パンを寄贈しました。フジパンは1966年(昭和41年)から、南極地域観測隊の活動を支える「行動食」として冷凍パンを贈り続けています。

焼成済みのパンと冷凍生地の両方を提供
寄贈品には、解凍するだけで手軽に食べられる食パンや食卓パンなどの「焼成済みの冷凍パン」が含まれます。さらに、現地で発酵させてから焼き上げる冷凍生地も提供しています。隊員の毎日の食事が楽しく豊かなものになるよう、商品を通じたサポートを続けています。
今回の寄贈では、約30種類の冷凍パンや冷凍生地が贈られました。フジパングループは、この寄贈を通じて今後も南極地域観測隊のさまざまな活動を支援していくとしています。
出発前にはパン作りの研修も
昭和基地でパンをおいしく味わってもらうため、隊員は出発前に、フジパングループの株式会社ベーカリーシステム研究所の施設で研修を受けています。研修では、社員からパン作りの基本から冷凍パンの焼き方までを学び、パン作りを習得します。

技術提携を機に始まった寄贈の歴史
フジパンは1966年にアーノルド・ベーカーズ社と技術提携を結び、冷凍パンの製造に成功しました。これを記念して、同年12月から第8次南極地域観測隊に冷凍パン4,000食分を行動食として寄贈しています。
以来、60年現在に至るまで、寄贈は毎年続けられています。

冷凍パン誕生のきっかけは南極にあった
現代の食生活に欠かせない利便性と、そのおいしさから注目されている冷凍パン。その誕生の原点は、南極にあるといわれています。
南極大陸を探検したアメリカ隊の隊長・バード少将が、前年に置き忘れていたパンを翌年に試食したところ、味がほとんど変わっていなかったといいます。この報告をもとに、米国のアーノルド・ベーカーズ社が少将の協力を得て「冷凍パン」を考案したことが始まりとされています。
出典:フジパン株式会社