環境・エネルギー

アスソラとコスモエコパワーがコーポレートPPAを締結 青森県八戸市で開発中の太陽光発電所から20年間にわたり再エネ電力と環境価値を受け渡し

アスソラとコスモエコパワーがコーポレートPPAを締結 青森県八戸市で開発中の太陽光発電所から20年間にわたり再エネ電力と環境価値を受け渡し

再生可能エネルギー発電事業を手がけるスタートアップの株式会社アスソラと、コスモエネルギーホールディングス株式会社のグループ会社であるコスモエコパワー株式会社が、コーポレートPPAを締結しました。対象は、青森県八戸市で開発が進むFIP太陽光発電所です。コスモエコパワーのアグリゲーションサービス事業において、東北エリアの太陽光発電所から電力を調達するのは今回が初めてとなります。

八戸市の約1.6MW太陽光発電所が対象

契約の対象となるのは、アスソラが出資するES太陽光さくら合同会社が開発中の太陽光発電所です。所在地は青森県八戸市で、設備容量は約1.6MWです。この発電所はFIP制度のもとで運用されます。発電所は2026年10月に着工し、2026年度中の稼働を予定しています。

FIPは「フィードインプレミアム(Feed-in Premium)」の略称で、発電事業者の売電収入に補助額(プレミアム)が上乗せして交付される制度です。再生可能エネルギーのさらなる普及と主力電源化を見据え、2022年4月に施行されました。FIT制度では発電所の電力を電力会社が買い取りますが、FIP制度では発電事業者が販売先を選べます。販売先には、電力卸売市場への販売や、需要家との相対取引であるコーポレートPPAなどがあります。

アグリゲーターとして電源を束ね、需要家へ供給

今回の契約により、コスモエコパワーはアスソラから、20年間にわたってこの発電所の再生可能エネルギー電力と環境価値を受け取ります。コーポレートPPAとは、需要家やアグリゲーターなどが再生可能エネルギー発電所から電力と環境価値を調達する契約の形態を指します。

コスモエコパワーはアグリゲーターとして、アスソラから調達する電力を含む分散型電源を一元的に管理・運用し、需要家に供給します。アグリゲーターとは、多様なエネルギーリソースを活用して電力の需給調整や市場取引を行う「特定卸供給事業者」のことです。分散型エネルギーリソースを束ねて需要と供給のバランスを調整し、エネルギーリソースを最大限に活用する役割を担います。同社は分散型電源を束ねて運用・供給することで、発電所の効率的な利用と電力の安定供給につなげるとしています。

コスモエコパワーのアグリゲーションサービス

コスモエコパワーは、自社発電所のFIP移行・運営や、再生可能エネルギーの販売・調達などで培った経験と知見をもとに、アグリゲーションサービスを構築し、その拡大を進めています。対象は、発電事業者のほか、フレキシブルな再生可能エネルギーの調達を望む小売電気事業者と需要家です。再生可能エネルギーを「つくる」「とどける」「つかう」それぞれの顧客ニーズに合わせて、手間なく柔軟に、リスクを抑えた販売・調達メニューを提供し、再生可能エネルギーの普及促進と地域社会の発展への貢献を掲げています。サービス例は次のとおりです。

  • 発電事業者向け:FIP移行の全面サポート、長期固定価格での買い取り、発電量および売電量の向上支援
  • 小売電気事業者・需要家向け:調達の価格や量、期間などの条件をフレキシブルに組み合わせたメニューの提供

ソーラーシェアリングや系統用蓄電池にも取り組むアスソラ

アスソラは2022年4月1日に設立されたスタートアップで、再生可能エネルギー発電事業の開発と電力供給に取り組んでいます。コーポレートPPAを通じて、脱炭素化を進める顧客にクリーンな電気を届けています。また、農地の上部に太陽光発電設備を設け、発電と農業生産を同時に行う営農型太陽光(ソーラーシェアリング)にも積極的に取り組んでいます。

さらに同社は、発電量が変動する再生可能エネルギーを電力システムに受け入れる余地を広げるため、系統用蓄電池の構築も推進しています。限りある資源をフル活用し、経済的に自立した再エネ事業をつくるべく、引き続き実直に取り組んでいくとしています。

出典:株式会社アスソラ

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