エアトリは、国内航空券や海外航空券、レンタカー、航空券とホテルのセット販売(エアトリプラス)などを展開する大手オンライン・トラベル・エージェント(OTA)です。

今回の発表
独自の仕入れ力を強みとする一方で、その価値をユーザーに伝えるためのUI/UX(ユーザーインターフェース/ユーザーエクスペリエンス)には、さらなる改善の余地がありました。
社内のグロースチームでは「サイト内施策でやりたいことが多い」という状況にありましたが、施策の優先度判断や開発リソースの配分が課題となっていました。
特に、効果が事前に読みにくい実験的な施策は後回しになりがちで、実行手段そのものが不足していたのです。
そこで、社内開発による改善ラインに加えて、ノーコード(プログラミングをせずに開発できる手法)でPDCA(計画→実行→評価→改善のサイクル)を回せる「Onboarding」が導入されました。
そこまでの説明
これにより、開発を待たずにアジャイル(迅速かつ柔軟な開発手法)に施策を実行できる「もう1本のPDCAライン」が確保され、実験的なグロースを加速させることが可能になりました。
「Onboarding」は、当初最も課題感の強かった国内航空券・国内エアトリプラス(航空券+ホテル)の検索・予約画面から活用が始まりました。
現在では、海外航空券・海外エアトリプラス・新幹線など、複数の商材を横断して利用されています。
さらに、ユーザーが閲覧したホテルを比較し、意思決定を後押しするAIを画面上に搭載するといった新たな取り組みも行われています。
社内の開発リソースを使うことなく、費用対効果が不明瞭な内容でも小さく検証し、新しい挑戦へとつなげている点が注目されます。
これらの施策により、前述の通り施策実行スピードは約4倍、ROIは約3倍という大きな成果が実現しました。

発表元:株式会社エアトリ/配信元:Letter Release(2026年9月10日掲載)。数値・日時・条件は元の発表を編集部が組み替えたものです。