株式会社ICHIGO(本社:東京都港区、代表取締役:近本あゆみ)は2026年10月23日、同社が2025年3月から展開している包丁ブランド「ZAKU/作」について、公式サイトで公式声明を公開しました。同じ名前の商品が他社から販売されていることを受けたもので、顧客や取引先が両者を混同しないようにすることを目的としています。

「ICHIGOのZAKUと関係があるのか」との問い合わせが相次ぐ
声明を出すきっかけとなったのは、TAIMATSU株式会社(東京都中央区)の発表です。同社は2026年8月31日、新ブランド「FE」の第一弾シリーズとして「ZAKU」を発表しました。それ以降、ICHIGOには顧客や取引先から「ICHIGOのZAKUと関係があるのか」という問い合わせが多数寄せられているといいます。
ICHIGOは声明の中で、TAIMATSU株式会社とのあいだに資本関係、業務提携、ライセンス契約、共同開発などの関係は一切ないと明言しています。
ブランド立ち上げから現在までの歩み
「ZAKU/作」は、ICHIGOが2024年10月に社内プロジェクトとして立ち上げ、2025年1月にブランド名を決めた包丁ブランドです。2025年3月13日にKickstarterで販売を始め、69名から¥3,522,704の支援を集めました。2026年3月には東京・合羽橋に1号店を開業しています。現在は4店舗と公式オンラインストアで販売しており、全商品を日本国内の職人・メーカーとともに製造しています。
声明では、事実関係として次のような経緯が示されています。
- 2024年10月23日:ICHIGO社内で包丁ブランドプロジェクトを開始
- 2025年1月30日:ブランド名を「ZAKU/作」に決定
- 2025年3月13日:Kickstarterにて販売開始
- 2026年3月4日:ICHIGO代表がTAIMATSU株式会社代表に対し、「ZAKU」の名称で店舗を開業する旨を事前に連絡
- 2026年3月10日:ZAKU Knives 合羽橋本店 開業
- 2026年4月21日:「ZAKU」「ZAKU KNIFE」「作」「作 KNIFE」の4件の商標出願(商願2026-051299〜051302)
- 2026年4月30日:「ZAKU」の商標出願(商願2026-049806/049801)
- 2026年7月:特許庁に対し情報提供を実施(現在審査中)
- 2026年8月31日:TAIMATSU社が「FE」の第一弾として「ZAKU」を発表
製造背景の違いと販売店舗
「ZAKU/作」はすべて日本製
TAIMATSU株式会社は2026年8月31日、同社ウェブサイトで自社の「ZAKU」を「中国の最先端機械技術を取り入れたスタートアップ企業との共同開発」による商品と説明しています。これに対しICHIGOは、自社の「ZAKU/作」はすべて日本製であるとしています。ICHIGOによると、この記載は両者の製造背景の違いをはっきりさせて混同を防ぐためのもので、特定の国における製造・技術・品質を評価するものではないとのことです。
購入できるのは黄色基調の専門店と公式オンラインストアのみ
ICHIGOの「ZAKU/作」は、黄色を基調とした「ZAKU Knives」の各店舗と公式オンラインストアだけで販売されています。
- ZAKU Knives 合羽橋本店(東京都台東区西浅草3-7-5)
- ZAKU Knives 浅草店(東京都台東区浅草1-21-9)
- ZAKU Knives 原宿店(東京都渋谷区神宮前1-7-3 175番館)
- ZAKU Knives 京都錦店(京都府京都市中京区錦小路通柳馬場東入東魚屋町166-1)
- 公式オンラインストア
同社は、これら以外で販売されている「ZAKU」は自社の商品ではないとして、購入時には販売元を確認するよう求めています。また、事実関係はすでに特許庁に提出済みで、審査手続の中で適切に判断されるものと考えているとし、顧客に混乱が生じないよう今後も正確な情報を伝えていくとしています。
日本の製品・文化を海外に届けるICHIGO
ICHIGOは2015年8月に設立され、「Experience Japan Everywhere」を掲げて日本の製品や文化を世界に届けるカルチャーエンターテインメント企業です。日本のお菓子の定期便「TokyoTreat」「Sakuraco」、フィギュア定期便「YumeTwins」、コスメ定期便「nomakenolife」、越境ECサイト「JapanHaul」、オンラインクレーンゲーム「TokyoCatch」、そして包丁専門店「ZAKU Knives」を運営しています。顧客の約7割が米国で、残りは英国・カナダ・豪州・欧州などとなっています。
出典:株式会社ICHIGO