株式会社鈴木ハーブ研究所は、10代から60代の介護士・介護福祉士234名を対象に「介護脱毛に関する調査」を行い、その結果を公表しました。回答者の内訳は男性104名、女性130名です。調査日は2026年9月17日(木)~18日(金)で、インターネットで実施し、調査はKJリサーチに委託しています。同社は、11月11日の「介護の日」を前に、介護の現場で働く人たちが「介護脱毛」をどう捉えているかをまとめました。

現場の介護職でも、脱毛の必要性については意見が割れる
介護の仕事をする中で、要介護者に脱毛の必要性を感じることがあるかを尋ねたところ、「必要だと感じる」が54.3%、「必要だと感じない」が45.7%でした。「必要だと感じる」は「とても必要だと感じる」と「やや必要だと感じる」の合計、「必要だと感じない」は「あまり必要だと感じない」と「全く必要だと感じない」の合計です。介護に従事する人の間でも、見方が分かれる結果となりました。
一方、「介護脱毛」という言葉そのものは広く知られていました。「聞いたことがある」と答えた人は82.9%で、「初めて聞いた」は17.1%にとどまります。「聞いたことがある」には、「聞いたことがあるが興味はない」「聞いたことがあり興味がある(介護脱毛未経験)」「(自分に対して)介護脱毛をしたことがある」の回答が含まれます。また、「介護脱毛に興味があるが、未経験」の割合は、男性(N=104)で33.7%、女性(N=130)で46.9%でした。男性と比べて女性の方が介護脱毛への関心が高い結果です。

自分が介護される場合のVIO脱毛、「必要」とする女性は男性より約17%高い
将来、自分自身が介護されるときに備えてVIOの脱毛が必要だと思うかという質問では、59.4%が「必要だと感じる」、40.6%が「必要だと感じない」と回答しました。
男女別に見ると、「必要だと感じる」と答えた女性(N=130)は66.9%、男性(N=104)は50%でした。女性の方が16.9%高い結果です。

必要派は「衛生面」「介護者の負担軽減」、不要派は「気にしたことがない」など
必要と考える人の意見(一部)
自分が将来介護を受けることを想定してVIO脱毛が必要だと答えた人からは、実際の介護経験に基づく声に加え、衛生面や介護する側の負担軽減を理由に挙げる意見が寄せられました。寄せられた意見の一部は次のとおりです。
- 衛生面で清潔だから(20代男性)
- 利用者の介助をする中で、便が毛に絡まっていることがよくある。また、蒸れの原因にもなっている。衛生面を考えた時、脱毛が必要だと感じた(30代女性)
- 実際に介護の時に毛があると、オムツの交換がしづらいと感じているから(40代男性)
- 介護する側に少しでも負担を減らすため(40代女性)
- 介護する立場から考えるとない方が時間短縮にもなるし清潔に介護できる(50代女性)
不要と考える人の意見(一部)
必要だと感じないと答えた人からは、介助中に気にしたことがない、介護のしやすさには脱毛以外の要因の方が影響する、加齢で毛が薄くなる、といった理由が挙がりました。寄せられた意見の一部は次のとおりです。
- 毛があるのが普通と思うから(20代女性)
- 介助していても気にしたことがないから(30代男性)
- 脱毛以外の要因(体重など)の方が介護し易さという意味で大きいため(30代女性)
- 脱毛していてほしいと思ったことがない(40代男性)
- ほとんどの利用者はほぼ毛がなくなっているので介護の際、問題ない(40代女性)
- 年を重ねると毛が薄くなっていくので(60代女性)
同社は今回の結果について、介護脱毛を知っている人は8割を超える一方で、その必要性については実際に介護の仕事に携わる人の間でも意見が分かれたとしています。また、男性よりも女性の方が介護脱毛への関心が高く、必要性を感じる割合も高いことがわかったと述べています。
あわせて同社は、年齢を重ねると毛の色素が薄くなり、メラニン色素に反応するレーザー脱毛や光脱毛では十分な効果が得られにくくなる場合があると指摘しています。そのうえで、介護脱毛を希望する人は、こうした脱毛方法の特性を踏まえながら検討するとよいかもしれない、との見方を示しています。