環境・エネルギー

セブン‐イレブンが弁当ラベルに木材由来の顕色剤を使ったサーマル紙「Treeloop Thermal™」を採用、千葉県内約300店舗で一部の弁当商品(約15品)を対象に実証テストへ

セブン‐イレブンが弁当ラベルに木材由来の顕色剤を使ったサーマル紙「Treeloop Thermal™」を採用、千葉県内約300店舗で一部の弁当商品(約15品)を対象に実証テストへ

OSPグループの中核企業である大阪シーリング印刷株式会社が手がけるサーマル紙「Treeloop Thermal™」が、株式会社セブン‐イレブン・ジャパン(以下、SEJ)のお弁当・ご飯類の商品ラベルに採用されました。SEJは2026年11月3日(火)から、このサーマル紙を使った「ラベルの実証テスト」を千葉県内の約300店舗で、一部の弁当商品(約15品)を対象に始めます。

セブン‐イレブンが弁当ラベルに木材由来の顕色剤を使ったサーマル紙「Treeloop Thermal™」を採用、千葉県内約300店舗で一部の弁当商品(約15品)を対象に実証テストへ

千葉市と成田市で約1か月の実証テスト

実証テストの対象は「海苔弁当」などの一部弁当商品(約15品)です。販売地域は千葉市(JR千葉駅周辺)と成田市で、店舗数は約300店舗にのぼります。

  • 対象商品:「海苔弁当」などの一部弁当商品(約15品)
  • 販売地域:千葉市(JR千葉駅周辺)、成田市の約300店舗
  • 販売期間:11月3日~12月7日予定(約1か月)

今回のラベルでは、紙以外のサーマル材料部についても、10~20%を天然物由来材料に置き換えています。

セブン‐イレブンが弁当ラベルに木材由来の顕色剤を使ったサーマル紙「Treeloop Thermal™」を採用、千葉県内約300店舗で一部の弁当商品(約15品)を対象に実証テストへ

石油由来の顕色剤を一部、製紙工程の廃液成分で代替

サーマル紙の材料となる顕色剤には、一般的に石油由来の原料が使われています。「Treeloop Thermal™」は、その一部を、クラフトリグニンを使用したリグニン顕色剤に置き換えた環境対応製品です。

クラフトリグニンは、木材からパルプを取り出す際に出る黒液(黒褐色の廃液)に含まれる成分です。廃液を原料として生かすことでアップサイクルを実現し、あわせて石油由来の顕色剤の使用を減らすことで環境負荷の軽減にもつなげています。

ビスフェノールA・Sを顕色剤に使わない設計

本製品は、海外の法規制で使用が禁止されているビスフェノールA、使用制限があるビスフェノールSを顕色剤に使用していません。基材には森林認証紙が使われています。今年5月の発売以来、環境への配慮に加え、ナチュラルな色合いが付加価値として好評を得ているといいます。

セブン‐イレブンが弁当ラベルに木材由来の顕色剤を使ったサーマル紙「Treeloop Thermal™」を採用、千葉県内約300店舗で一部の弁当商品(約15品)を対象に実証テストへ

素材価格の高騰が懸念されるなか、SEJは環境負荷低減を推進

SEJは、世界情勢を背景にエネルギーや素材の価格高騰が懸念されるなか、紙素材などの活用、容器の軽量化、リサイクル素材を使用した容器の実用化など、環境負荷の低減に向けた取り組みを進めてきました。今回の「Treeloop Thermal™」のラベル使用もその一つで、今後も環境負荷低減と資源循環の推進を通じて、持続可能な社会の実現に貢献していく方針です。

一方のOSPグループは、CO2排出量削減や脱プラスチック、石油由来原料の使用量減などへの関心やニーズの高まりを受け、SDGsなどの観点から環境配慮型の開発に取り組んでいます。「Treeloop Thermal™」も、その一環として製品化されました。

OSPグループは国内10社・海外7社の計17社を展開するグローバルパッケージグループで、食品流通を主とした社会インフラを担うため、全国19ヵ所に生産拠点を置いています。1927年創業の大阪シーリング印刷は、シール・ラベル、フィルム製品、紙器パッケージ、販促物の企画・デザイン、製造を手がけています。グループ内では、資材調達から、シール・ラベルの印刷用原紙や印刷周辺機器の開発・製造、ラベリングシステムの設計、研究開発まで幅広く展開しています。

出典:OSPホールディングス

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