英国の運用拠点が共同出資による増資を実施
Sumitomo Mitsui DS Asset Management (UK) Limited(社長:加藤 寛章、以下「SMDAM UK」)は、増資を実施したと、三井住友DSアセットマネジメント株式会社とともに発表した。出資したのは、株式会社三井住友フィナンシャルグループ(執行役社長 グループCEO:中島 達)を中心とする同社グループ(以下「SMBCグループ」)と、三井住友DSアセットマネジメント株式会社(代表取締役社長 兼 CEO:荻原 亘、以下「SMDAM」)で、両者による共同出資の形をとった。
調達した資金は、主にSMDAM UKが「SMBC Private Markets」ブランドで展開するプライベート・アセット運用ビジネスのさらなる成長に充てる。
伝統的資産以外への投資ニーズが世界で拡大
個人の資産形成ニーズが多様化し、機関投資家も投資ポートフォリオの分散や高度化を進めている。こうした流れを受け、株式や債券といった伝統的資産にとどまらず、プライベート・エクイティ、不動産、インフラ、プライベート・クレジットなどの「プライベート・アセット」に投資したいというニーズが、世界的に高まっている。
SMDAM UKは、投資家に質の高い運用商品とソリューションを提供するため、欧州・中東・アフリカ地域でSMBC Private Markets事業を手がけている。SMBCグループが持つ顧客基盤やファイナンス基盤と連携しながら投資案件を組成している。
5つの分野で事業を拡大
SMDAM UKは今後、ダイレクト・レンディング、インフラ・プロジェクトファイナンス、不動産デット、ファンド・ファイナンス、アセット・ベースト・レンディングの各分野で事業を広げていく方針だ。
各分野の概要
- ダイレクト・レンディング:銀行などを介さず、ファンドなどの貸し手が企業に直接融資を行うもの
- インフラ・プロジェクトファイナンス:インフラ事業から生み出される収益を主な返済原資とする融資
- 不動産デット:不動産を担保とする融資などの負債性の投資
- ファンド・ファイナンス:投資ファンドに対する融資で、ファンドの出資約束金や保有資産などを返済原資・担保とするもの
- アセット・ベースト・レンディング:売掛債権、在庫、設備などの資産を担保とする融資
グループの戦略分野として位置付け
今回の増資は、SMBCグループがプライベート・アセット運用ビジネスを戦略上重要な分野と位置付けていることを示すものだという。同グループの大規模なオリジネーションネットワークを生かし、成長を続ける欧州・中東・アフリカ地域のプライベート・クレジット市場で、投資家への価値提供を一段と進めるとしている。
SMDAM UKとSMDAMは今後もSMBCグループ各社と連携し、伝統的資産とプライベート・アセットの両分野で運用ビジネスを強化する方針だ。国内外の投資家に幅広い投資機会を提供し、「Quality of Life に貢献する最高の資産運用会社へ。」という経営理念のもと、顧客の資産形成に貢献していくとしている。