株式会社バディネット(本社:東京都中央区、代表取締役社長:堀 礼一郎)は、長野県佐久市で進めてきた系統用蓄電池の建設プロジェクトについて、2026年10月にすべての工程を終え、建設工事の完工と引き渡しを迎えたと発表した。同社は自社一貫の総合施工力を生かし、全国各地で多数の系統用蓄電池建設プロジェクトを同時並行で進めている。

「長野5号蓄電所」の設備概要
今回完工したのは「長野5号蓄電所」で、所在地は長野県佐久市。設備の主な仕様は次のとおり。
- 蓄電システム出力:2MW
- 蓄電容量:8MWh
- 敷地面積:約430㎡
- 完工時期:2026年10月
- 主な担当領域:設計・デューデリジェンス・系統申請、土木・外構工事、機器搬入・据付、電気工事、系統連系、完工引き渡し

着工から完工まで約5ヶ月、開発・申請から据付・連系までを一元管理
プロジェクトは2026年5月中旬に着工し、10月下旬の完工まで約5ヶ月間にわたって進められた。バディネットは土木工事と電気工事を並行して進める際の工程管理を担い、開発・申請から据付・連系までを一元的に管理してプロジェクトを完了させた。
物件開発・事前申請
用地の選定や地権者との合意形成など、プロジェクトの組成に必要な業務を担当した。測量と地質調査の結果に基づいてレイアウトを設計したうえで、電力会社との事前協議や系統申請の作業を代行し、事業化に向けた手続きを完了させた。
土木・インフラ構築
仮設の設置と起工測量を行った後、掘削・地業、配筋、型枠設置といった土木基礎工事を実施した。これと並行して埋設接地や埋設配管の施工を進め、脱枠・埋戻しを終えた後には、敷鉄板の設置や片付けといった作業環境の整備も行った。
据付・電気工事および系統連系
引込柱の設置と底盤上の配管・配線工事に着手し、続いて蓄電池の機器搬入・据付と配線作業を実施した。最終段階では仮設材の撤去と外構工事を行い、連系検査を経て完工・引き渡しに至った。

全国展開とVPPインフラ構築も視野に
同社によると、現在全国各地で系統用蓄電池の建設プロジェクトが数多く進行しており、脱炭素社会の実現に向けた引き合いも増加しているという。今後は全国規模の施工・保守ネットワークを生かして蓄電池設備の導入を加速させる方針だ。さらにその先の展開として、地域に分散する蓄電池群を統合制御するVPP(仮想発電所)インフラの構築なども見据え、日本社会のGX推進と電力需給の安定化への貢献を目指すとしている。
バディネットは、株式会社AKIBAホールディングス(東証スタンダード:6840)のグループ企業。全国対応の施工・保守体制を強みに、通信インフラやIoT、カメラ、ロボット、再生可能エネルギーなどの社会インフラ構築を手がけている。近年は通信・ITインフラ構築で培ったプロジェクトマネジメント力と全国の施工ネットワークを横展開し、太陽光発電や系統用蓄電池の建設をはじめとするGX分野へ事業を広げている。EPC(設計・調達・建設)を一気通貫で請け負うほか、「現場の施工のみ」といった一部業務の切り出しにも、プロジェクトごとに対応している。
出典:株式会社バディネット