5Gの電波、特に高速通信を可能にするミリ波帯は、建物の壁や人の密集など遮蔽物の影響を受けやすい特性があります。
今回の発表
「PASREACH」は、これらの課題を解決する新しいアプローチとして注目されています。
電源・無線局免許申請が不要: 電波を増幅しない「パッシブ型」のため、電源設備や追加の免許申請が不要です。
異なる周波数帯に対応: 現在5Gで利用されているSub6帯(サブシックスたい)とミリ波帯(ミリはたい)の両方に対応。
さらに、次世代の6G通信で採用が検討されているFR3(Frequency Range 3/7.125~24.25GHz)にも対応できる設計です。
そこまでの説明
電波を最適な方向へ反射: 電波の入射方向と反射方向を個別に設計できるため、狙ったエリアへ効率的に電波を届けられます。
事前にシミュレーションを行うことで、最適な反射仕様やサイズを決定し、通信品質の改善効果も確認できます。
屋内外への設置・デザイン対応: 屋内外問わず様々な環境に設置でき、景観や施設デザインに合わせて意匠をアレンジすることも可能です。
省エネルギーに貢献: 新たな設備増設を抑え、通信設備全体の消費電力を抑制することで、持続可能な通信インフラの構築に貢献します。
首都圏で開催された大規模イベントでは、多くの来場者による通信トラフィックの増加が予測されました。
NTTドコモが設置した臨時基地局と連携し、日本コムシスとDNPが「PASREACH」を最適な位置と反射方向に設置。
配信元:Letter Release(2026年9月17日掲載)。数値・日時・条件は元の発表を編集部が組み替えたものです。