主に2型糖尿病や肥満の治療に使われるこの薬の市場が、日本で驚くほどの成長を遂げています。

今回の発表
高齢化が進む日本において、血糖値の指標であるHbA1c(ヘモグロビンA1c)の低下だけでなく、心臓や腎臓を保護する作用も評価されています。
さらに、週1回の皮下注射という手軽さや、長年にわたる保険適用により、多くの患者さんに利用されています。
「ウゴービ」のような新しい減量薬にはより厳しい処方基準が適用されるため、「オゼンピック」は引き続き優位性を保つと見られています。
最新の動きとしては、2026年6月に住友ファーマ株式会社が、ノボ ノルディスク ファーマ株式会社が日本で「ウゴービ」(セマグルチド)の適応拡大承認を取得したことを発表しました。
そこまでの説明
これにより、中等度から高度の線維化を伴う非肝硬変性の代謝機能障害関連脂肪性肝炎(MASH:肝臓の炎症を伴う脂肪肝の一種)の治療薬としても利用できるようになります。
地域別に見ると、日本のセマグルチド市場において東京が大きな成長機会を享受すると予測されています。
東京は国内の主要な医療・経済拠点であり、高度な医療機関や大学病院、内分泌専門クリニックが集中しているため、新しい治療薬の導入や処方が迅速に進む傾向があります。
また、体重管理を目的とした処方には「最適使用推進ガイドライン」に基づく厳格な診断・施設要件が求められますが、医療インフラが高度に集積する東京は、患者さんにとって最もアクセスしやすい地域となっています。
さらに、東京の超高密度な人口集中や、忙しいライフスタイルに起因する2型糖尿病や慢性代謝疾患の有病率上昇も、市場の需要を後押ししています。
高い可処分所得や、心血管疾患の二次予防を重視する高齢者層の存在も、東京市場の拡大に貢献しています。
配信元:Letter Release(2026年9月16日掲載)。数値・日時・条件は元の発表を編集部が組み替えたものです。