共同業務管理部門で4年連続の「Leaders Quadrant」
エンタープライズAIワークマネジメントプラットフォームを提供するSmartsheet Inc.(所在地:米国ワシントン州、CEO:ラジーヴ・シン)は、2026年のガートナー® マジック・クアドラント™の共同業務管理(CWM:コラボレーティブ・ワーク・マネジメント)部門で「リーダー」に選出されました。同部門で最高評価となる「Leaders Quadrant」を獲得するのは、これで4年連続です。この内容は、Smartsheet Japan株式会社が発表しました。
ガートナーは、CWMプラットフォームについて「チームの生産性を日常業務やAI支援型のタスク実行とますます密接に結び付け」、「エンドユーザーが業務を計画、調整、自動化できる」ようにするものだと説明しています。Smartsheetはフォーチュン500の85%以上の企業から信頼されており、AIを日々のオペレーションに組み込むことで、組織の複雑な業務管理に変革をもたらしているとしています。
AI投資と「実行」のギャップにどう向き合うか
同社は、企業のAI投資をめぐる現状について次のように述べています。多くの企業がAIに多額の投資をしているものの、その投資は分断されたまま個々のタスクに上乗せされるにとどまっています。ビジネス運営に必要なシステム、データ、コンテキスト(背景情報)とは結び付いていないため、AIへの投資額が増加しているにもかかわらず、経営層の意図と実際の実行との間のギャップは広がっているといいます。
これに対しSmartsheetは、実際のプロジェクト、ポートフォリオ、プロセスにAIを直接取り込み、インテリジェンスと実行を切り離さずに連動させるという、異なるアプローチを提示しています。同社は、今回の「リーダー」選出をこうした取り組みが評価された結果だと考えているとしています。
最高製品・技術責任者のプラティマ・アロラ(Pratima Arora)氏は、4年連続の選出について、顧客が規模を拡大する中で同社が提供する価値が評価された結果だとの考えを示しました。その価値は規模だけでなく深さから生まれるとし、業務プロセスに関するプラットフォームのインテリジェンスを、顧客がすでに使用しているAIツールで活用できるようにしていると説明しています。そのうえで「当社の目標は、新たなアシスタントを構築することではなく、あらゆるAIに共通のコンテキストを提供することです」と述べ、世界中のエンタープライズチームが明確さ、統制力、スピードを向上させながら業務を遂行できるようにするための基盤を構築していると語りました。
この1年の主な機能追加
同社はこの1年で、「Smartアシスト」の一般提供開始によりAIロードマップを前進させました。「Smartアシスト」は、チームによる計画、追跡、業務遂行のプロセスにAIを直接組み込む機能です。また、「Model Context Protocol(MCP)サーバー」をリリースし、顧客が選択したAIを、ガバナンスの効いたSmartsheetワークスペースに柔軟に導入できるようにしました。これらの機能を合わせることで、年間1億件を超えるAIリクエストが発生する見込みだとしています。
Smartsheetはさらに、大規模な部門横断型チーム向けに構築されたシナリオプランニング機能とポートフォリオレポート機能も追加しました。
顧客からは、ガバナンスと使いやすさを兼ね備えている点も差別化要因として挙げられています。Gartner Peer Insights™に投稿したことのあるITマネージャーは、Smartsheetを「共同作業、プロセス改善、意思決定のための中核的なプラットフォーム」と位置付け、「機密性の高いビジネス情報に必要なセキュリティとガバナンスを確保しながら、チームが容易に導入できる使いやすさも実現している」と評価しています。
カスタマーカンファレンス「ENGAGE」で取り組みを紹介へ
Smartsheetは近日開催予定のカスタマーカンファレンス「ENGAGE」で、同社プラットフォームがAIと日常業務を結び付ける実行レイヤーとしてどのように機能するのか、またエンタープライズ規模でチームがデータ、意思決定、成果を結び付けるのにどのように貢献できるのかを紹介するとしています。
なお、マジック・クアドラントは、成長率が高くプロバイダーの差別化が明確な市場を対象に、各プロバイダーの相対的な位置付けを広い視野から提示するガートナーのレポートで、プロバイダーはLeaders(リーダー)、Challengers(チャレンジャー)、Visionaries(概念先行型)、Niche Players(特定市場指向型)の4つのカテゴリーのいずれかに位置付けられます。今回のレポートは、Gartner『Magic Quadrant 共同業務管理部門』(Nikos Drakos、Joe Mariano、Lacy Lei、Hironori Hayashi、2026年10月5日)です。Gartnerは、調査出版物に記載されたいかなる企業、ベンダー、製品、サービスも推奨しておらず、最高の評価やその他の指定を受けたベンダーのみを選択するようテクノロジーユーザーに助言することもないとしています。