石川県は、金沢港に面する県有地「大野緑地」の新たな利活用を考える「金沢港・大野緑地 みなと拠点 アイデアコンテスト」を開催し、2026年10月23日(金)から空間デザイン部門と事業企画部門の2部門でアイデアの募集を始めた。企画・運営は、可動産・トレーラーハウスの企画・販売・製造・リユースや、可動産を活用したホテルや拠点の開発・運営、遊休地活用などに取り組むYADOKARI株式会社(本社:神奈川県横浜市)が担う。事前登録の期限は11月29日(日)17時まで、作品提出の期限は12月6日(日)17時までで、参加費は無料となっている。

醤油の町と国際クルーズ港の結び目にある緑地
対象となる大野緑地は、石川県金沢市大野町4丁目にある約0.8ヘクタールの緑地で、海と川に面している。周辺には醤油醸造の文化が受け継がれる大野の町並みが広がり、国内外のクルーズ船が寄港する金沢港クルーズターミナルもある。
コンテストのテーマは「醸す、みなと。」。醤油蔵の香りと潮の気配が交わる町であり、世界から船が訪れる港でもある場所の結び目に位置するフィールドとして、朝の食堂、旅人との立ち話、もしものときに頼れる広場といった、まだ見ぬ過ごし方や事業の可能性を幅広い視点から募る。

「空間」と「事業」の2部門と、提案の切り口となる5つのテーマ
空間デザイン部門:発想の自由さを重視
空間デザイン部門は、大野緑地が「誰が、いつ、どんなふうに過ごす場所になるか」を空間のアイデアとして提案する部門で、実現性よりも発想の自由さを重視する。年齢・資格・経験・国籍・居住地は問わず、個人でもグループでも応募できる。提出物はA3横1枚。
事業企画部門:事業と公共的空間を一体で
事業企画部門は、「どんな事業で、誰に、どう過ごしてもらい、どう続けていくか」を、事業と公共的空間を一体としたプランで提案する部門。応募できるのは法人・個人事業主・グループで、A4縦の提案書(最大10ページ)とA3横の補足資料(最大3枚)を提出する。
5つのテーマ
提案にあたっては、「#泊まる」「#味わう」「#迎える」「#学ぶ・つくる」「#備える」から主テーマを1つ選び、関連テーマを最大2つまで組み合わせる。港での滞在、醤油・発酵や海の幸、来訪者との交流、ものづくり、平時のにぎわいと災害時の備えなど、幅広い可能性が想定されている。

入賞案は「統合プラン」に集約し、WEB投票で意見を集める
本コンテストは作品を募るだけでなく、今後の利活用を考えるためのプロセスとして位置づけられている。両部門の入賞提案をもとに、事務局が石川県と協議したうえで1〜5案の「統合プラン」を作成し、公式サイトで公開。県民をはじめ多くの人からWEB投票を通じて意見を集める。なお、入賞は将来の事業者選定や契約を約束するものではなく、WEB投票は入賞審査とは別に実施される。
賞の内容は以下のとおり。
- 空間デザイン部門:最優秀賞1点(10万円+副賞)、優秀賞2点(各5万円+副賞)、学生賞2点(各3万円+副賞)、大野・金石賞1点(副賞)、審査員特別賞1点(副賞)、入選若干名(賞状)
- 事業企画部門:最優秀賞1点(10万円+副賞)、優秀賞2点(各5万円+副賞)、奨励賞2点(各3万円+副賞)
今後のスケジュールは次のとおり。
- 事前登録期限:2026年11月29日(日)17:00
- 作品提出期限:2026年12月6日(日)17:00
- 審査:2026年12月中下旬(予定)
- 結果発表:2027年1月中〜下旬(予定)
応募は、コンテスト公式サイトから部門ごとに事前登録を行い、事務局から送付される登録番号を取得したうえで、所定のPDF形式の作品を、事前登録後に案内される提出先へメールで提出する。応募資格や提出物、規約の詳細は公式サイトの募集要項で公開されている。コンテストに関する問い合わせはYADOKARI株式会社内の事務局が、石川県・大野緑地に関する問い合わせは石川県 商工労働部 産業政策課が受け付けている。
出典:YADOKARI