教育・人材

飯塚毅育英会、令和9年度の大学奨学生の給付月額を過去最高の6万8千円に 過年度採用者も6万8千円へ増額

飯塚毅育英会、令和9年度の大学奨学生の給付月額を過去最高の6万8千円に 過年度採用者も6万8千円へ増額

栃木県出身の大学生などに返還不要の奨学金を給付している公益財団法人飯塚毅育英会(理事長:飯塚真規/所在地:宇都宮市鶴田町)は、令和9年度の大学奨学生の採用人数と給付月額を決めました。令和8年10月29日の理事会決議によるものです。大学奨学生(一般)の給付月額は、過去最高となる68,000円に引き上げられます。

一般奨学生は月額8,000円の増額、採用人数は230名を維持

令和9年度の大学奨学生(一般)の採用人数は、前年度と同じ230名です。給付月額は前年度より8,000円増額され、過去最高の月額68,000円(年額816,000円)となります。

今回の増額は、新たに採用される奨学生だけが対象ではありません。令和8年度以前に採用された奨学生についても、令和9年度から給付月額が68,000円に引き上げられます。

海外留学支援奨学生は前年度と同じ水準

海外留学支援奨学生の採用人数は、前年度と同じ20名です。一括給付額も前年度から据え置かれ、区分ごとの金額は次のとおりです。

  • 大学生(2年次以上):800,000円
  • 大学院修士課程及び博士課程1・2年次:1,200,000円
  • 大学院博士課程3年次以上:1,500,000円

TKC株式の配当金を原資とする栃木県第一号の公益財団法人

飯塚毅育英会は、栃木県で第一号の公益財団法人です。学業に優れ、健全な心身と高い志を持ちながら経済的な支援を必要とする、栃木県内の高等学校または特別支援学校高等部を卒業した大学生・大学院生、そして県内の大学で学ぶ外国人留学生に奨学金を給付してきました。

1995年の創立以来31年間で採用した奨学生は累計3,707名(海外留学生240名を含む)にのぼり、給付額の累計は令和8年度末に61億円を突破する見込みです。主な基本財産は株式会社TKC(代表取締役社長:飯塚真規/本社:宇都宮市鶴田町、証券コード:9746)の株式で、同社の配当金が奨学金の原資となっています。

創設者の飯塚毅博士は、東北帝国大学在学中に東京大学の末延三次博士から奨学資金の給付を受け、経済的に困窮することなく学業を全うできました。その恩義から、私財10億円とTKCの株式150万株(後に200万株を追加寄付)を基本財源に、1995(平成7)年に同育英会を設立しました。「自利利他」を基本思想に、学業に優れながら経済的理由で大学進学が難しい「栃木県出身の大学生」と「栃木県内で学ぶ外国人留学生」へ、返還の必要がない奨学資金を給付しています。

奨学金制度の概要

奨学金制度は、大学奨学金と海外留学支援奨学金の2種類です。大学奨学金には、栃木県内の高等学校または特別支援学校高等部の新卒者を募集対象とする一般奨学生のほか、外国人留学生、東日本大震災被災者支援奨学生があります。新規採用年度には、一般奨学生(東日本大震災被災者支援奨学生を含む)に入学祝い金として一時金100,000円を上限に給付します。

給付期間などの主な条件は次のとおりです。

  • 大学奨学金の給付期間は4年以内。ただし、外国人留学生と、早期卒業もしくは飛び入学による大学院への入学者に限り、大学院の修学期間を大学の正規の修学期間に含める
  • 大学奨学金の給付は、受給者の年齢が満30歳に達する年度の前年度まで
  • 海外留学支援奨学金の給付は原則1年。留学期間が2年程度以上の場合は、さらに1年間の給付延長を申請できる。ただし、30歳に達する年度の前年度まで
  • 奨学金は給付のため、返還は不要

出典:TKC

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