医療・福祉

受験者の約96%が認知、TikTok再生180万回超。愛媛県立病院の看護師採用「ええやん、県立。」第2弾は現役看護師5人の長尺インタビュー

受験者の約96%が認知、TikTok再生180万回超。愛媛県立病院の看護師採用「ええやん、県立。」第2弾は現役看護師5人の長尺インタビュー

愛媛県松山市の株式会社B-and-A(代表取締役:新居総一郎)は、県立4病院で働く現役看護師5人のインタビュー動画シリーズを企画・制作した。愛媛県公営企業管理局から受託した「令和8年度SNSを活用した愛媛県立病院看護師魅力発信事業」の一環である。2026年11月5日(木)から2027年3月まで、YouTube等で月1本ずつ公開する。看護師採用プロジェクト「ええやん、県立。」の第2弾にあたり、ショート動画で生まれた関心を、1本4〜6分の長尺動画によって「この病院で働きたい」という志望につなげることを狙う。

受験者の約96%が認知、TikTok再生180万回超。愛媛県立病院の看護師採用「ええやん、県立。」第2弾は現役看護師5人の長尺インタビュー

看護師自らが企画するショート動画で、受験者の約96%に届く

「ええやん、県立。」は、2025年12月に始まった採用プロジェクトだ。愛媛県立病院の看護師が自ら主体となって県立病院の魅力を発信し、将来の看護人材に訴えかけることを目的としている。メンバーは県立4病院の看護師24名(第2期まで)。ワークショップで投稿の企画を練り、絵コンテまで自分たちで描く。B-and-Aは、その企画の良さを生かしながらSNSで見てもらいやすい形に整え、撮影と編集を担っている。

運用開始から約10か月で、次のような反響が得られた。

  • TikTok総再生数:約180万回(2025年12月〜2026年9月)
  • TikTokフォロワー:2,798人(2026年9月末時点)
  • 第3回採用試験(2026年9月)の受験者のうち、アカウントを知っていた人:約96%(24人中23人)
  • 上記でアカウントを知っていた人のうち、県立病院への志望度が「高まった」「やや高まった」と答えた人:約74%(23人中17人)

数値は、各回の受験者アンケートに基づく。

ショートで「出会い」、長尺で「知る」

ショート動画は、まだ就職先を考えていない人とも偶然出会える強力な入り口となる。一方で、本気で就職先を選ぶ段階に入ると、人は「この人の話をもっと聞きたい」と思える相手を探し始める。そこで第2弾では、ショート動画で生まれた関心の受け皿として、1人1本・4〜6分のインタビュー動画を制作した。5人がそれぞれの言葉で、県立病院を選んだ理由やこれまでのキャリア、現場で感じている誇りを語る。制作にあたっては、次の2点を方針として定めた。

  • 編集で盛るのではなく、本人の言葉を信じて削る
  • 派手な演出ではなく、現場の空気そのものを映す

公開期間は2026年11月5日(木)から2027年3月25日(木)までで、全5回を月1回、木曜日に公開する。InstagramとTikTokの「ええやん、県立。」公式アカウントでは、各回の本編と同じ日に60秒未満のショート版も配信する。ショート動画で「出会い」、長尺で「知り」、採用試験で「選んでもらう」という流れをつくる考えだ。

プロジェクト責任者である新居氏は、このプロジェクトが向き合ってきたのは、採用のためだけのSNS運用ではなく、愛媛の医療を支える「人の心」そのものだと語る。180万回を超える再生を生み出すなかで目にしたのは、愛媛の急性期医療を担う看護師たちの、想像を超えるほど熱く真っ直ぐな責任感だったという。長尺ドキュメンタリーに踏み出す理由については「画面越しに生まれた共感を、現場での確信へと変えるため」と説明している。

シリーズ第1弾は今治病院の宇井満吏子さん

2026年11月5日に公開されたシリーズ第1弾「誰かの、支えになる仕事。」に登場するのは、愛媛県立今治病院4階東病棟の宇井満吏子さんだ。伯方島で生まれ、今治で育ち、今治で看護師として働き続けてきた。2人の子どもを育てながら、夜勤もこなしている。

宇井さんは「どんな患者様でも受け入れて治療をして、皆さんが元気になっていく姿を見れる。それが県立病院で働く誇り」と話す。語られるのは劇的なエピソードではなく、毎日の積み重ねのなかにある誇りだ。60秒のショート動画では伝えきれない、こうした言葉を届けることがシリーズの役割だとしている。

シリーズ第2弾以降の公開予定

  • 第2弾|2026年12月10日(木):中央病院の今井幹也さん。テーマは「専門性を追求する(DMAT・手術看護認定看護師)」。災害派遣医療チーム(DMAT)の一員として派遣された今井さんが、県立病院だからこそ描ける、専門性を深めていくキャリアについて語る。
  • 第3弾|2027年1月14日(木):南宇和病院の清家萌未さん。テーマは「Uターン就職で地域医療を支える」。松山で2年8か月勤務したのち、2024年に地元の南宇和へ戻った清家さんが、地域医療を担う道を選んだ理由を語る。
  • 第4弾|2027年2月18日(木):新居浜病院 救命救急センターの澤本翼さん。テーマは「子育てと救命救急を両立する」。救命救急の最前線に立ちながら子育てを続ける澤本さんが、それを支える職場の仕組みと自身の覚悟を語る。
  • 第5弾|2027年3月25日(木):中央病院の野中麻那さん。テーマは「新人看護師として成長する」。2026年4月に入職した、愛媛県立医療技術大学出身の新人看護師だ。入職からもうすぐ1年を迎える3月に、1年目のリアルと、先輩に支えられて育っていく姿を届ける。

今回のシリーズは、愛媛県公営企業管理局が発注し、B-and-Aが企画・プロデュースとプロジェクト設計を、株式会社WhitePlanetが撮影・編集を担当している。B-and-Aは「あつかましいくらい丁寧。」をスローガンに、松山市を拠点としてSNSマーケティングやクリエイティブ制作、ブランディング、人材育成までを一貫して手がける会社で、「故郷創生」をビジョンに掲げ、行政機関や地域の企業・団体とともに愛媛の魅力を発信している。

出典:株式会社B-and-A

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