ファッション・ラグジュアリー・ライフスタイル領域のブランドを主な顧客とするエージェンシー、株式会社博報堂Gravity(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:黒原康之)が、「サステナブルファッション・パートナー制度」にサステナブルファッション・パートナーとして参画しました。この制度は環境省が実施主体となって新たに設けたもので、経済産業省と消費者庁が協力しています。

個社の取り組みを「つなぐ」ための新制度
「サステナブルファッション・パートナー制度」は、個々の企業・団体がそれぞれ取り組む段階からさらに一歩進み、リユース、リペア、リサイクルをはじめとする多様な取り組み同士をつなぐことを狙っています。そのうえで、産官学が連携してサステナブルファッションを推進することが創設の目的です。
「伝える」から「選びたくなる」へ 参画の背景
ファッション関連の企業やブランドの間では、循環型社会の実現に向けた取り組みが広がっています。博報堂Gravityはこうした流れのなかで、ファッション・ラグジュアリー・ライフスタイル領域で蓄積してきた知見を活かし、ファッション×サステナビリティ領域でさまざまな企画・開発に取り組んできました。
同社が掲げるのは「広告から、社会の選択を変えていく。」という考え方です。社会課題への取り組みは発信するだけでは足りず、人々に届いて共感を得て、日々の選択や行動に結びついてはじめて社会を変える力になる、というのが同社の立場です。
そのため同社は、環境課題を一方的に伝えるのではなく、ファッションを楽しむ気持ちや、ものへの愛着、誰かに受け継ぐ喜びといった生活者の感性を出発点にすることを重視しています。サステナブルな行動を、自然と「選びたくなる」体験へと変えていく狙いです。ファッション・ライフスタイル領域の専門性とコミュニケーション力を活かしてサステナブルファッションのさらなる推進に貢献するため、今回の制度への参画に至りました。
ブランドの根幹から生活者との接点まで、3つの支援領域
同社は「Fashion × Sustainability × Communication」を掲げ、サステナビリティをブランドへの憧れや共感につながる価値に変えることを目指しています。ファッション・ラグジュアリー・ライフスタイル領域で培った感性やブランド理解に、サステナビリティの知見を組み合わせ、ブランドの根幹から生活者との接点までを一気通貫で支援しています。主な支援内容は次の3つです。
- ブランド戦略・パーパス設計/開発:企業やブランドが持つ技術、商品、取り組みの意義を読み解き、サステナビリティとブランドの思想を結びつけた戦略やパーパスを設計します。「取り組みの価値を、もっと伝えたい」という課題に対し、生活者から共感されるブランド価値への転換を図ります。
- コミュニケーション設計/開発:ブランドの思想やサステナブルな取り組みを、広告、クリエイティブ、PR、SNSなどを通じて生活者に届けます。認知の獲得にとどまらず、「もっと多くの人に、選んでほしい」という思いを日々の選択につながるコミュニケーションへと形にします。
- 体験設計・アクティベーション:イベントや店頭、リユース、リペア、回収・循環など、生活者が参加できる体験やアクションを設計します。企業・団体など異なる知見や専門性を掛け合わせ、「一緒に、新しい可能性をつくりたい」というニーズに応える共創の機会もつくり出します。
今後の展開:参画企業・団体との共創へ
同社は「一つひとつの挑戦を、社会を変える力に。」をコミットメントとして掲げています。ブランドや企業が持つ技術・知見・取り組みに自社のコミュニケーション力を掛け合わせ、サステナブルファッションが特別な選択ではなく、自然に選ばれる社会を目指すとしています。
今後は、同制度に参画する企業・団体との共創を通じて、ファッション産業と生活者をつなぐ新たなコミュニケーションや体験の可能性を探っていく方針です。
出典:博報堂Gravity